WWF

 WWFジャパンに寄付でもしようと殊勝な気になってHPを調べてみたのだが、少々驚いた。

 2018年6月期の事業報告概要によれば、事業支出11億9,600万のうち、実際に自然保護活動に使われているのは4億8,700万で、全支出の40%ほどなのである。次に大きい支出項目が資金調達広報の3億7,200万で、31%。
 これってどうなのだろう。
 例えば1万円寄付したとして、実際に保護活動に使われるのは半分以下の4千円しかなく、宣伝広告に3千円も使われる、という理解でいいのだろうか。

 正直、寄付する気が失せた。広告を仕切っているのはいわゆる電通とか、そういったところですか。若干、利権の臭いがするが。
 他にも理事といわれる人たちが10人もいるのだが、この人たちは基本的にお小遣い程度の報酬で、WWFの活動に粉骨砕身して下さっているわけだよね?

 実際の自然保護活動以外の部分に資金が使われてしまうことについて、現実には様々な理由があるのは推察する。WWFだし、世界で一番まっとうな自然保護活動組織なわけだし、こうして財務内容も公にしているのだから、後ろ暗いところは何もないとは思うのだが、あまり関わりたくなくなってしまった。
 せめて広告費、もうちょっと何とかならんかなあ。