2014-01-01から1年間の記事一覧

映画『ザ・ヘラクレス』

取り立ててここが悪いと言うようなところはないのですが、その代わり、ここが良いと言い得るところもない映画でした。 いや、面白くないわけではないんですけれども。評価しづらい映画だな。

映画『LUCY/ルーシー』

これ、リュック・ベッソン監督なんですね。エンドロールが出るまで、知らずに見てました。 脳の機能が覚醒して認識能力がアップするのはともかく、なぜ外界に物理的な力を及ぼすことが出来るようになるのかは謎ですが(SFだから!)、哲学的な味付けもあり…

映画『クロニクル』(DVD)

ティーンエイジャーの心の葛藤と偶然手に入れてしまった特殊能力とを絡めた作品。 可哀想だとは思うし、同情する部分は多々あるのだけれど、主人公のアンドリューに対して、共感まではできないのです。結局は彼の自滅のように感じられて。 偶然にしろ、せっ…

映画『トランスフォーマー/ロストエイジ』

面白かったです。何と言ったらいいのか、マーク・ウォーバーグの安定感(?)というか、ちゃんと役にはまっているというか、見ていて安心できるというか。 そのウォールバーグ他、人間たちとオートボットが協力して戦うシーン等、なかなか良かったですね。金…

映画『GODZILLA ゴジラ』

ゴジラのほかにもう1種出てくる怪獣のデザインの微妙なダサさとか、ゴジラが日本製の怪獣映画であることを意識して作ったのかなと思うような映画でした。ストレートにハリウッドらしくないんですね。 その割にゴジラの造形は妙にカッコいいんですけれども。…

映画『ノア 約束の舟』

映画の前半、CGありバトルシーンありで、いかにもハリウッド大作的なつくりなのですが、後半、洪水が起きてから映画のトーンが一変します。それまでは神に選ばれた善人(のはず)のようだったノアが、洪水後、その神の使命を全うしようとするあまり、狂気…

ドラマ『続・最後から二番目の恋』

このドラマが始まる前、昼間に前シリーズとスペシャルが再放送されていたので、それを見てから臨みました。 正直、今回は少々はしゃぎ過ぎているところもあり、前シリーズのほうが良かったと思います。そもそも不評だったらしい浜崎あゆみの主題歌『how beau…

映画『渇き。』

これほどまでに出てくる人間誰にも感情移入できない映画というのも珍しい。見ていてちょっときつい。 若者が多く出てくるので『告白』と既視感を覚えるが、『告白』程の衝撃力はない。手法を見慣れてしまったから? 私が見た中では、この監督で良いのは『パ…

ドラマ『ビター・ブラッド 〜最悪で最強の親子刑事〜』

最近多い刑事のバディもの。 最初、親子のような二人のバディなのかと思っていたら、本当の親子がバディになっていたのでした。まあ、現実にはありえないですね。 内容も、刑事ものとしての部分は突っ込みどころ満載でしたが、そこはこのドラマの眼目ではな…

映画『グランド・ブダペスト・ホテル』

『ダージリン急行』などのウェス・アンダーソン監督が、格式高い高級ホテルを取り仕切るコンシェルジュと、彼を慕うベルボーイが繰り広げる冒険を描いた群像ミステリー。常連客をめぐる殺人事件と遺産争いに巻き込まれた二人が、ホテルの威信のためにヨーロ…

映画『300 〜帝国の進撃〜』

『300』の続編。前作同様、映像を楽しむ映画だと思うのですが、それが前回からあまり進歩しているようには感じられないんですね。主役の俳優も、ほとんどネームヴァリューのない人だし。 面白くないというほどではないんですけど、そこそこの出来としか言…

映画『ザ・ホスト 美しき侵略者』

あの『トワイライト』シリーズと同じ原作者ということで恐る恐る見に行ったのですが、想像通りの仕上がりになっておりました。あまりぱっとしない女子をなぜか二人のイケメン男性(あるいは吸血鬼と狼男)が取り合うというパターンです。 複数の男性から愛さ…

映画『X−MEN:フューチャー&パスト』

なぜか好きな『X−MEN』シリーズ。ウルヴァリンが主役のスピンオフが2作品ほどありましたが、やはりプロフェッサーX(パトリック・スチュワート)とマグニートー(イアン・マッケラン)が出てないとね。 今回はそのプロフェッサーが若き日の自分自身に…

映画『ラスト・ベガス』

「58年来の親友同士であるビリー(マイケル・ダグラス)とパディ(ロバート・デ・ニーロ)、アーチー(モーガン・フリーマン)とサム(ケヴィン・クライン)。彼らの中で唯一独身のビリーが年下の恋人と結婚することになり、仲間たちがラスベガスに集結する…

映画『WOOD JOB!(ウッジョブ) 〜神去なあなあ日常〜』

ひょんなことから研修生として林業に携わることになった青年のお話。 悪い映画ではないと思うんですけれども、起きるエピソードが想定内に収まっちゃってるんですね。祭りのラストは意外でしたが、それもちょっとふざけすぎという気が致しました。

新井薬師へ

もう何年ぶりになるのかも分かりませんが、生活にあまり望ましくない変化があり、それを何とかしたいと思って、久しぶりに新井薬師へお参りに行ってきました。前回お参りにいった時には、その後、解決というほどではないけれど、なんとなく良い方向へ物事が…

映画『アメイジング・スパイダーマン2』

やっぱりサム・ライミ版のほうが良かったですね。前シリーズはアメコミ・ヒーローものでありながら、主人公の苦悩とかきちんと描かれていたと思うのです。 いや、今回もそういうエピソードはちゃんとあって、むしろそれらがストーリーの軸になっている(はず…

映画『神聖ローマ、運命の日 〜オスマン帝国の進撃〜』

オスマン・トルコ帝国によって行われた2度のウィーン包囲のうち、1683年、2度目のウィーン包囲戦を描いた作品です。この敗戦によってオスマン・トルコの衰退が決定的になった、というのが世界史的な知識ですね。 映画は、ウィーン=キリスト教側の精神…

映画『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』

まさか『キャプテン・アメリカ』を見て泣くとは思わなかった。 ウィンター・ソルジャーと呼ばれる今回の敵は、キャプテン・アメリカの第二次大戦時代の親友だったわけで、その男同士の友情的な話にちょっとうるっと来てしまいました。 今回活躍するファルコ…

ドラマ『医龍4』

この作品の無駄に過剰な緊張感がたまりません。 シリーズが進むごとに朝田龍太郎(坂口憲二)の周りから女っ気がどんどんなくなっていき、今回は彼の若き日の恩師役が平幹二朗と知った時には、このドラマはこういう方向性で行くと決めたのか!?と驚いてしま…

ドラマ『なぞの転校生』

原作を読んだことも他の映像化作品を見たこともないのですが、劇中に出てくる「プロメテウスの火」はきっと原爆がモチーフで、SFではあるけれども、核兵器の恐怖がこの作品のテーマになっているのですね。 全体的に重めの演出でしたが、岩井俊二がプロデュ…

ドラマ『失恋ショコラティエ』

久しぶりにかなりハマったドラマでした。 特に薫子さんの恋、というより片思いの行方が気になって気になって。どう見ても可能性ゼロの相手を好きになってしまったところが身につまされたのです。 人物の心の声がナレーションで流れる演出は、ダメな人にはダ…

ドラマ『緊急取調室』

天海祐希以外のキャストはおじさんばかり(小日向文世、大杉漣、でんでん、田中哲司)、主な舞台は警察の取調室の中、こんな地味な絵面で大丈夫なんだろうかと思いましたが、容疑者とそれを取り調べる天海祐希との駆け引きが緊張感に溢れていて面白かったで…

映画『シェルブールの雨傘』(DVD)

いやー、カトリーヌ・ドヌーヴ、きれいですね。音楽もいい。 もっと若いころに見ていたら、ジュヌヴィエーヴはひどい女だと怒りたくなったかもしれないけど、いい大人になって思うのは、仕方のないことだったのだろうなということです。まだ10代で、それも…

映画『ロボコップ』

最近よくある過去の作品のリメークで、半分人間、半分ロボットの警察官がCGてんこ盛りで大活躍するSFアクション映画(=あんまり中身なし)なんだろうなと思っていたら、ちょっと違いました。 無人攻撃機が、アメリカのみならず世界中の軍隊に導入されて…

映画『エージェント:ライアン』

CIAの新人エージェント、ライアン誕生の物語(タイトルそのまま)。ケヴィン・コスナー、ケネス・ブラナー、キーラ・ナイトレイと出演者も豪華で楽しめました。 ただ、主演のクリス・パインがどうしても「有能」なCIAエージェントには見えないんですよ…

映画『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』

前作ではいかにも神々しく「神の国」という感じであったアスガルドの様子が、ずいぶん人間界くさくなっていました。(そもそも冒頭で、我々は神ではないというセリフがあり、あれあれ、北欧神話がモチーフになっているはずなのに、と思ったりもしたのですが…

映画『ゼロ・グラビティ』

無重力状態の宇宙空間の映像、すごかったです。3D嫌いの私も、これは3Dで見ておいた方が良かったかなと思いました。 サンドラ・ブロックが「私は手を離さなかったのに」と何度も言うシーンは、勝手に恋愛関係のことに置き換えてみたりして、結構深いもの…

ドラマ『東京バンドワゴン 〜下町大家族物語』

ため込んでいた秋ドラマをお正月休みのうちに全て見終わりました。 さて、亀梨和也主演の『東京バンドワゴン』。 こういう気のいいアンチャン役は、素の亀梨君にとても近いんじゃないかと思います。彼の笑顔を見ているだけで、殺伐とした人生を送るオジサン…

ドラマ『独身貴族』

『陰陽屋へ〜』同様、これも第1話を見たときには驚きました。草ナギ剛と伊藤英明が旧財閥の末裔で兄弟、それも草ナギが兄、さらに映画製作会社の社長と専務だなんて。あまりに荒唐無稽な設定にまったく馴染めませんでした。 しかし、一見人当たりも良く外向…