もはやギリシアも終わりか

 [ベルリン 11日 ロイター] ドイツのレスラー副首相兼経済技術相は、ギリシャの秩序ある破綻をタブー視すべきではないとの見解を示した。
 連立与党の一角を占める自由民主党(FDP)党首でもある同相は、ウェルト紙に対し「ユーロ安定に向け、もはやタブーはない。これには必要とされる方策が可能な場合のギリシャの秩序ある破綻も含む」と述べた。
 FDPのリンドナー幹事長は、ベルリナー・モルゲンポスト紙で、ギリシャのユーロ離脱を同党は排除していないと述べた。 
 このほかシュピーゲル誌は、ドイツ財政省はギリシャ債務不履行(デフォルト)した場合の準備を進め、通貨ドラクマ再導入などを想定した作業を進めていると報じた。 
 同じく連立与党のキリスト教社会同盟(CSU)のゼーホーファー党首は11日、ギリシャがユーロを離脱する可能性を否定できないとの見解をあらためて示した。

 実質的にはすでに破綻しているギリシアですが、とうとうドイツの閣僚級からこんな発言が出るようになってしまいました。ドイツに見捨てられれば、ギリシアも終わりだ。