映画『ロボコップ』

 最近よくある過去の作品のリメークで、半分人間、半分ロボットの警察官がCGてんこ盛りで大活躍するSFアクション映画(=あんまり中身なし)なんだろうなと思っていたら、ちょっと違いました。
 無人攻撃機が、アメリカのみならず世界中の軍隊に導入されている状況で、ロボットやコンピュータのプログラムに人間を攻撃・殺害させる権利を認めるのかどうかという、かなりヘビーなテーマが扱われているのでした。今のところ無人攻撃機は人間が遠隔操作していますが、技術の進歩は無人機が自律的に行動し攻撃できるようになるまであと一歩のところに来ているようです。まさしく『ターミネーター』のような世界が近づいているのかもしれません。
 将来、この映画の製作者は先見の明があったなんて言われないような世界になっていてほしいですね。