映画

映画『ザ・ヘラクレス』

取り立ててここが悪いと言うようなところはないのですが、その代わり、ここが良いと言い得るところもない映画でした。 いや、面白くないわけではないんですけれども。評価しづらい映画だな。

映画『LUCY/ルーシー』

これ、リュック・ベッソン監督なんですね。エンドロールが出るまで、知らずに見てました。 脳の機能が覚醒して認識能力がアップするのはともかく、なぜ外界に物理的な力を及ぼすことが出来るようになるのかは謎ですが(SFだから!)、哲学的な味付けもあり…

映画『クロニクル』(DVD)

ティーンエイジャーの心の葛藤と偶然手に入れてしまった特殊能力とを絡めた作品。 可哀想だとは思うし、同情する部分は多々あるのだけれど、主人公のアンドリューに対して、共感まではできないのです。結局は彼の自滅のように感じられて。 偶然にしろ、せっ…

映画『トランスフォーマー/ロストエイジ』

面白かったです。何と言ったらいいのか、マーク・ウォーバーグの安定感(?)というか、ちゃんと役にはまっているというか、見ていて安心できるというか。 そのウォールバーグ他、人間たちとオートボットが協力して戦うシーン等、なかなか良かったですね。金…

映画『GODZILLA ゴジラ』

ゴジラのほかにもう1種出てくる怪獣のデザインの微妙なダサさとか、ゴジラが日本製の怪獣映画であることを意識して作ったのかなと思うような映画でした。ストレートにハリウッドらしくないんですね。 その割にゴジラの造形は妙にカッコいいんですけれども。…

映画『ノア 約束の舟』

映画の前半、CGありバトルシーンありで、いかにもハリウッド大作的なつくりなのですが、後半、洪水が起きてから映画のトーンが一変します。それまでは神に選ばれた善人(のはず)のようだったノアが、洪水後、その神の使命を全うしようとするあまり、狂気…

映画『渇き。』

これほどまでに出てくる人間誰にも感情移入できない映画というのも珍しい。見ていてちょっときつい。 若者が多く出てくるので『告白』と既視感を覚えるが、『告白』程の衝撃力はない。手法を見慣れてしまったから? 私が見た中では、この監督で良いのは『パ…

映画『グランド・ブダペスト・ホテル』

『ダージリン急行』などのウェス・アンダーソン監督が、格式高い高級ホテルを取り仕切るコンシェルジュと、彼を慕うベルボーイが繰り広げる冒険を描いた群像ミステリー。常連客をめぐる殺人事件と遺産争いに巻き込まれた二人が、ホテルの威信のためにヨーロ…

映画『300 〜帝国の進撃〜』

『300』の続編。前作同様、映像を楽しむ映画だと思うのですが、それが前回からあまり進歩しているようには感じられないんですね。主役の俳優も、ほとんどネームヴァリューのない人だし。 面白くないというほどではないんですけど、そこそこの出来としか言…

映画『ザ・ホスト 美しき侵略者』

あの『トワイライト』シリーズと同じ原作者ということで恐る恐る見に行ったのですが、想像通りの仕上がりになっておりました。あまりぱっとしない女子をなぜか二人のイケメン男性(あるいは吸血鬼と狼男)が取り合うというパターンです。 複数の男性から愛さ…

映画『X−MEN:フューチャー&パスト』

なぜか好きな『X−MEN』シリーズ。ウルヴァリンが主役のスピンオフが2作品ほどありましたが、やはりプロフェッサーX(パトリック・スチュワート)とマグニートー(イアン・マッケラン)が出てないとね。 今回はそのプロフェッサーが若き日の自分自身に…

映画『ラスト・ベガス』

「58年来の親友同士であるビリー(マイケル・ダグラス)とパディ(ロバート・デ・ニーロ)、アーチー(モーガン・フリーマン)とサム(ケヴィン・クライン)。彼らの中で唯一独身のビリーが年下の恋人と結婚することになり、仲間たちがラスベガスに集結する…

映画『WOOD JOB!(ウッジョブ) 〜神去なあなあ日常〜』

ひょんなことから研修生として林業に携わることになった青年のお話。 悪い映画ではないと思うんですけれども、起きるエピソードが想定内に収まっちゃってるんですね。祭りのラストは意外でしたが、それもちょっとふざけすぎという気が致しました。

映画『アメイジング・スパイダーマン2』

やっぱりサム・ライミ版のほうが良かったですね。前シリーズはアメコミ・ヒーローものでありながら、主人公の苦悩とかきちんと描かれていたと思うのです。 いや、今回もそういうエピソードはちゃんとあって、むしろそれらがストーリーの軸になっている(はず…

映画『神聖ローマ、運命の日 〜オスマン帝国の進撃〜』

オスマン・トルコ帝国によって行われた2度のウィーン包囲のうち、1683年、2度目のウィーン包囲戦を描いた作品です。この敗戦によってオスマン・トルコの衰退が決定的になった、というのが世界史的な知識ですね。 映画は、ウィーン=キリスト教側の精神…

映画『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』

まさか『キャプテン・アメリカ』を見て泣くとは思わなかった。 ウィンター・ソルジャーと呼ばれる今回の敵は、キャプテン・アメリカの第二次大戦時代の親友だったわけで、その男同士の友情的な話にちょっとうるっと来てしまいました。 今回活躍するファルコ…

映画『シェルブールの雨傘』(DVD)

いやー、カトリーヌ・ドヌーヴ、きれいですね。音楽もいい。 もっと若いころに見ていたら、ジュヌヴィエーヴはひどい女だと怒りたくなったかもしれないけど、いい大人になって思うのは、仕方のないことだったのだろうなということです。まだ10代で、それも…

映画『ロボコップ』

最近よくある過去の作品のリメークで、半分人間、半分ロボットの警察官がCGてんこ盛りで大活躍するSFアクション映画(=あんまり中身なし)なんだろうなと思っていたら、ちょっと違いました。 無人攻撃機が、アメリカのみならず世界中の軍隊に導入されて…

映画『エージェント:ライアン』

CIAの新人エージェント、ライアン誕生の物語(タイトルそのまま)。ケヴィン・コスナー、ケネス・ブラナー、キーラ・ナイトレイと出演者も豪華で楽しめました。 ただ、主演のクリス・パインがどうしても「有能」なCIAエージェントには見えないんですよ…

映画『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』

前作ではいかにも神々しく「神の国」という感じであったアスガルドの様子が、ずいぶん人間界くさくなっていました。(そもそも冒頭で、我々は神ではないというセリフがあり、あれあれ、北欧神話がモチーフになっているはずなのに、と思ったりもしたのですが…

映画『ゼロ・グラビティ』

無重力状態の宇宙空間の映像、すごかったです。3D嫌いの私も、これは3Dで見ておいた方が良かったかなと思いました。 サンドラ・ブロックが「私は手を離さなかったのに」と何度も言うシーンは、勝手に恋愛関係のことに置き換えてみたりして、結構深いもの…

映画『ルートヴィヒ』

実際のルートヴィヒ2世がどういう人物だったかについては詳しくないのですが、この映画に描かれたルードヴィヒには、ほとんど共感できませんでした。 芸術至上主義という自らの理想を貫くことが出来ずにワーグナーを追放し、好きな男性がいたのに王としての…

映画『REDリターンズ』

パート2がパート1より面白くなることは滅多にないことだが、前作よりずっと面白かった。 モーガン・フリーマンは出なくなってしまったけれど、代わりに、アンソニー・ホプキンス、イ・ビョンホン、キャサリン・ゼタ=ジョーンズが加わって、キャスティング…

映画『ゴースト・エージェント/R.I.P.D.』

捜査中に銃で撃たれて死んだ刑事が、死後、ボストンの町に潜む悪霊達を退治する組織R.I.P.D.のメンバーにスカウトされて‥‥、というお話。 軽い仕上がりの映画で普通に楽しめました。出来れば悪霊達のヴィジュアルにもうひと工夫欲しかったかなあ(もろにCG…

映画『マン・オブ・スティール』

新スーパーマン『マン・オブ・スティール』は、異星人として特殊な能力を持って生まれ、苦悩して育ったクラーク・ケントが様々な葛藤を乗り越えてスーパーマンになるまでのお話。 故郷クリプトン星の様子や、クラーク・ケントがスーパーマンとして初めて思い…

映画『ウルヴァリン:SAMURAI』

予告編を見て以来、これはとんでもないことになっているぞと思い、半ば怖いもの見たさで見に行ったのですが、実はそれほどでもなかった。『G.I.ジョー』シリーズの日本描写の方がよほど酷いです。 そんなわけで変な肩すかしを食ったのですが、そこそこ楽…

映画『スター・トレック イントゥ・ダークネス』

リニューアルしたスタートレックシリーズ、第2段。テレビ時代からのファンとしては、冒頭の惑星でのエピソードで、すでに引き込まれてしまいました。 「未知の惑星探査→トラブル発生→各キャラクターの個性(カーク船長の無謀さとか)で無理矢理乗り切る!」…

映画『50/50』(DVD)

酒もタバコもやらない陽気な青年アダム(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は27歳でガンを患い、5年の生存率は50パーセントと宣告される。職場の同僚や恋人、家族が病気を気遣い神経質になっていく中、悪友カイル(セス・ローゲン)だけはいつも通りに…

映画『ワールド・ウォーZ』

正直言って少々がっかりしております。まさかゾンビ映画だとは思っていなかったので、またかよという感じです。数年前のウィル・スミス主演『アイ・アム・レジェンド』と既視感を覚えました。 勝手な思いこみで、「ワールド・ウォーZ」という大時代なタイト…

映画『オブリビオン』

公開後1ヶ月以上たっていますが、やっと観てきました『オブリビオン』。 荒廃した地球とそこに立つ居住棟(タワー)、ジャック・ハーパーが操る飛行体、敵を監視、攻撃するドローン等々、いかにも近未来ぽくて視覚的にもとても楽しめる映画でした。そしてス…