2011-09-23から1日間の記事一覧

能『彭祖』

能『彭祖(ホウソ)』を見に行きました。久しぶりの能楽鑑賞。 この曲は有名な『菊慈童』や『枕慈童』と同じく、周の穆王に仕えていた童子が罪を得て深山に流されたものの、王の慈悲によって与えられた偈の霊力によって七百歳の長寿を保った、という話がモチ…

松原惇子『ひとり家族』(文春文庫 1999年)

人は家族の一員である前に個人であるはずだ。だから、すべての制度は個人単位で考えられ機能されるべきである。夫婦だって切りはなされる前のベトちゃん、ドクちゃんではないのである。個人と個人の集団であるはずだ。それを「家族」というひとつの単位でく…