ドラマ『ダブルス〜二人の刑事』

 夏ドラマがラストスパートを迎えているこの時期、春のドラマ『ダブルス〜二人の刑事』をやっと見終わりました。
 初回を見て驚いたのは、昭和の香り漂うレトロな人情刑事ものだったことです。伊藤英明坂口憲二の二人を揃えて、まさかの展開。さすがテレ朝。確かに二人とも昭和生まれだけどさ。
 みなさん同様に意外だったのか、初回こそ15.8%だった視聴率は2回目以降低迷し、なんとか10%を維持するような状態。結局シリーズ平均では11.9%どまりだったようです。

 しかし私は確かに1回目こそ意表をつかれたものの、その後はすっかり慣れて楽しんで見ておりました。伊藤・坂口、二人のファンとしては、同じドラマで二人同時に見られるだけでも嬉しいし、橋爪(署長)・平泉(係長)とか、杉本(課長)・内田(女刑事)とか、主演二人以外の人間関係も面白かった。
 『水戸黄門』の由美かおるの入浴シーンばりに、女性ファン向けの二人のシャワーシーンが毎回あるのも、まあ楽しみではありました。

 テレビ朝日としては、同じ刑事もの、バディもので『相棒』シリーズの二匹目のドジョウを狙ったんじゃないかという匂いがしますが、この視聴率だと難しいでしょうか?
 個人的にはシリーズ化、映画化を期待したいのですけれども。‥‥二人のシャワーシーンがあまり見苦しくならないうちに。