ドラマ『なぞの転校生』

 原作を読んだことも他の映像化作品を見たこともないのですが、劇中に出てくる「プロメテウスの火」はきっと原爆がモチーフで、SFではあるけれども、核兵器の恐怖がこの作品のテーマになっているのですね。
 全体的に重めの演出でしたが、岩井俊二がプロデュース・脚本だから? せっかくのジュヴナイルものなので、もうちょっと明るければもっと楽しめたかも。(この内容では無理か)
 それでも、本当は並行世界から来たアンドロイドである山沢典夫(本郷奏多)の手を岩田広一(中村蒼)が引っ張って走ったり、別れるときにギュッとハグしたり、ところどころに良いシーンがありました。