映画『猿の惑星/創世記(ジェネシス)』

 エンターテインメントとしては充分面白かったけど、わずかに物足りない。
 人類(の文明)が滅び、猿がそれに取って代わるにあたって、何か大きなテーマとか世界観の提示みたいなものが欲しかった。これだけだと、ラストで“すべて俺のせいだ”という科学者(ジェームズ・フランコ)のセリフがあるけれど、ほんとそのままになってしまう。

 なんだか猿の側にも人間の側にも、もうひとつ感情移入し切れませんでした。