映画『神聖ローマ、運命の日 〜オスマン帝国の進撃〜』

 オスマン・トルコ帝国によって行われた2度のウィーン包囲のうち、1683年、2度目のウィーン包囲戦を描いた作品です。この敗戦によってオスマン・トルコの衰退が決定的になった、というのが世界史的な知識ですね。

 映画は、ウィーン=キリスト教側の精神的支柱となった修道士・マルコを中心として描かれていきます。これを演じているのがF・マーレイ・エイブラハム。『アマデウス』のサリエリですね(古い)。
 この名前に気づかなかったら、この映画を見には行かなかったかもしれない。

 馬をたくさん使った戦闘シーンにはかなり迫力がありましたが、ハリウッドの大作を見慣れてしまった目には正直少々寂しく感じてしまいます。
 それから、男子の端くれとしては包囲戦の経緯をもう少し詳しく描いてくれたら良かったなとも思いました。